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「おにぼう」

村人に嫌われていたおにぼう。大雨の際、助けを求められ、がけの上の大岩を動かし、川の水をせき止めようとしたところ……。おにぼうと村の子どもたちを通して心のやさしさの大切さを伝えます。

【みどころ】
大岩と一緒に、おにぼうもがけの下の川底へ落ちてしまいました。「鬼のことは、ええではないか」という庄屋に対し、娘のおみよは「鬼なら死んでもええのか」と叫びます……。本当のやさしさにあふれた作品です。

くすのきしげのり・作
伊藤秀男・絵
PHP研究所
1,296円(税込み)

「あなのなかには…」

庭の桜の木のそばに、小さな穴を見つけた。この穴の中には、きっと何かいると思うんだ。ネズミかな? カエルかな? それともドラゴン!? だれなのかわからないけど、ずっと待っているよ。

 

【みどころ】
穴の中には、何がいると思いますか? 男の子はママやパパ、友だちに聞きますが、みんな違うことを言います。何かわからないって、わくわくしますね。男の子といっしょに、穴の中の「だれか」を想像してみましょう!

レベッカ・コッブ・作・絵
長友恵子・訳
フレーベル館
1,404円(税込み)

「ペンギンかぞくとおそろしい山」

家族にかわいい子が生まれ、アクアとマリアと名づけられました。助け合って生きていきますが、お父さんはゴミの山で傷つき、妹も命を落とし…やがて成長したアクアは、南極を離れる決意をします。

 

【みどころ】
南極の雄大な美しさと、ゴミの山の対比。ペンギン家族をおそう悲しいできごともありますが、仲の良い姿や、子どもたちの愛らしさに心温かくなります。家族の会話などで楽しく読みつつ、様々に考えることができる本。

藤原幸一・著
アリス館
1,512円(税込み)

「シロナガスクジラ」

地球上でもっとも巨大な動物であるシロナガスクジラ。体重、体長、目、耳、ひげ板、食べ物など、その特長や生態を子どもの視線でやさしく語ります。

 

【みどころ】
画面いっぱいに描かれたシロナガスクジラ。ほとんど目にすることのないこの動物を身近なものに例えながら、分かりやすく伝えています。例えば、体重ならカバが50~60頭くらい、という具合。やさしいタッチの絵も魅力。

ジェニ・デズモンド・さく
福本由紀子・やく
BL出版
1,728円(税込み)

「流れ星キャンプ」

圭太は、河原で秘密のキャンプを始めた。それがきっかけで、長く入院している明里や、奥さんを亡くし人生が止まったままの平井さんと出会う…。偶然つながった三人が、新たな道を歩んでいく物語。

 

【みどころ】
登場人物は、それぞれ事情や悩みがありますが、勇気を出して関わることで、お互いを元気づけていきます。作者は、ほんの少し勇気を出せば、叶えられることがあるという思いを読者に伝えたいとお話を書かれています。

嘉成晴香・作
宮尾和孝・絵
あかね書房
1,404円(税込み)

「いたずらっ子がやってきた」

インゲは十歳の女の子。にぎやかな都会から、おばあちゃんのくらす島へやってきた。きゅうくつな島でのくらしにがまんできないインゲ。いたずら好きの虫がさわぎだしたら、もう止まらない!

 

【みどころ】
自然あふれる島で、住民や動物たちをいたずらに巻きこみ、人々を笑わせ、島に変化をもたらし、そして母親との悲しい別れを受けとめていく主人公のけなげさと、そんな彼女を見守る人々のあたたかさが胸にひびきます。

カトリーナ・ナネスタッド・作
渋谷弘子・訳
こぺんなな・絵
さ・え・ら書房
1,620円(税込み)

「ぼくが消えないうちに」

ラジャーは、アマンダにしか見えない親友だ。ある日アマンダがいなくなり、ラジャーはひとりぼっちに! アマンダに忘れられると、この世から消えてしまうラジャー。親友を探す旅がはじまった…!

 

【みどころ】
〈想像の友だち〉との友情を描いた、感動作です。
「子どものときのことなんて、みんな忘れていく。でも、子どもに 忘れられていく友だちを書いたこの本を、きみはきっと忘れない」(法政大学教授・翻訳家 金原瑞人氏)

A・F・ハロルド・作
エミリー・グラヴェット・絵
こだまともこ・訳          
ポプラ社
1,620円(税込み)

「本当はすごい森の話:
   林業家からのメッセージ」

木は植えておけば勝手に育つ? 山に木があるのは当たり前? 東京にある「村」、檜原村には、今日も山で木の手入れをし、森を大切に育てている人たちがいます。少しだけ、覗いてみましょう。

 

【みどころ】
山に木を植えて育てる「林業」では、木が大きくなって売れるようになるまでに、長い年月と手間がかかります。なぜ、そんなに大変な仕事をするのでしょうか。そこには、知れば知るほどすごい森の秘密があったのです。

田中惣次・著
少年写真新聞社
1,728円(税込み)

「駅鈴(はゆまのすず)」

メールも電話もない時代。馬に乗り、駅鈴を鳴らし、重大な知らせを伝える人々がいた。その仕事を担う駅家(うまや)の子として生まれた少女が、自らの信じた道を突き進む、奈良時代の青春物語。

 

【みどころ】
歴史的事実や遺跡からわかる当時の様子など、本当のことを大切にしながら、創作物語として想像をふくらませました。奈良時代とそこにいたかもしれない主人公達に思いをはせて読んでみてください。(作者 久保田香里)

久保田香里・作
坂本ヒメミ・画
くもん出版
1,728円(税込み)

「スピニー通りの秘密の絵」

13歳の少女セオは、祖父がもっていた絵の解明にとりくんでいきます。その絵は巨匠ラファエロの作かもしれなかったのです。物語は第二次世界大戦のナチスの暗部にまで及んでいきます。

 

【みどころ】
少女セオが、いろんな人の支援を受けながら、この絵の謎に挑みます。謎は謎を呼び、物語は祖父が関わった第二次世界大戦にまで及び思いもかけない方向へ進みます。1枚の絵の謎に深くきりこみ、読後は爽やかな物語。

L・M・フィッツジェラルド・著
千葉茂樹・訳 
あすなろ書房
1,620円(税込み)

「青い目の人形物語2:
    希望の人形 日本編」

11歳の千代は、町の女子学校に入学した。級友からのいじわるにも負けず、千代は自分の役割を見いだしていく。それは、日米親善のために日本にやってきた「友情の人形」を守ることだった。

 

【みどころ】
1927年の日本は、町や人々のようすなど、今とは違っていました。翻訳して心に残ったのは、そんな時代に、自分で人生を切りひらく新しい精神の女性が、風のように登場した場面です。(訳者あとがきより抜粋)

シャーリー・パレントー・作
河野万里子・訳
岩崎書店
1,836円(税込み)

「スマイル!:
  笑顔と出会った自転車地球一周
  157ヵ国、155,502km」

世界中を走った! 世界中で出会った! 世界中で笑った! 日本人歴代1位の距離を走破した著者が現地の人々と触れ合いながら世界中を笑顔で駆け抜けた自転車旅の全てを綴った冒険エッセイ。

 

【みどころ】
世界中を自転車で駆け抜け、現地の人たちと触れ合った著者の冒険記です。紛争地帯や危険区域にも飛び込み、事故、強盗、感染症などに見舞われながらも、旅を通じて「人と比べなくてもよい生き方」にたどり着きます。自己嫌悪に悩む青年だった著者のたくましく変わる姿に励まされます。

小口良平・著
河出書房新社
1,404円(税込み)

「人はなぜ星を見上げるのか:
     星と人をつなぐ仕事」

星野道夫に、オーロラに憧れた高校生は、研究者から星と人々をつなぐ仕事にふみだした…宇宙飛行士、視覚障害者、震災、戦争などなど。星空と人との深い関わりが、科学を架け橋に見えてくる。

 

【みどころ】
著者の宇宙と音楽を融合させた公演や出張プラネタリウムを「とどける」仕事。特に、本物の星空を見られない人たちに星空を楽しんでもらう「病院がプラネタリウム」プロジェクトは、人と星のつながりの深さを感じる。

髙橋真理子・著
新日本出版社
1,944円(税込み)