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「指定図書」の発表につきましては9月上旬を予定しております。
※すべて税込価格
「おにのしょうがっこう」
ふたごのおにのベニーとルリーは小学校に通っています。国語、算数も勉強するけど、かなぼうの授業もあります。音楽の授業では太鼓をたたいて、めざせかみなりさま! ゆかいな小学校のお話。
【みどころ】
おにの小学校生活をのぞいてみましょう。りっぱなおにになるために、みんな一生懸命勉強しています。にんげんの小学校との違いが楽しく、同じが嬉しい、クスリと笑えるお話です。隅々まで描かれたゆかいな絵も必見!
「かがみのなかのボクとぼく」
「学校に行きたくないな。ぼく、友だちいないもん。」クラスのみんなにいじわるをするので、友だちがいないリク。ある日、鏡を見ていたリクは、鏡の中のふしぎな世界にすいこまれていった…。
【みどころ】
みんなと仲良くなりたいと思っていても、感情をうまくコントロールできずに、いじわるをしてしまう小学1年生のリク。そんなリクが鏡の向こうの世界へ行き、不思議な体験をへて成長していく様子を描いています。
「どなたでもどうぞ!:バレンタインさんのホテルのおはなし」
バレンタインさんのホテルでは、お客さんのリクエストにこたえるのは娘のエルシーの仕事です。ある日、こまっているトラを泊めてあげた二人でしたが、お客さんがこわがって出ていってしまい…。
【みどころ】
どんなお客さんが相手でも、ユニークな発想と思いやりの心で、愉快に、おおらかに問題を解決していく三人の様子から目が離せません。見返しのイラストまでしっかりと子どもたちの想像をかきたてる楽しさです。
「イライラのあらし」
小さな風だったエドのイライラはどんどん大きく、嵐となり街中を巻きこんでいきます。イライラはエドの背中を押し続けますが時間が経って気付きます。「変わらなきゃ」と。感情と向き合う絵本。
【みどころ】
他人や物から与えられたネガティブな感情は、否定したり、おさえこんだりするのではなく、自分のあり方、とらえ方、見方を変えてみると、まったく違うものが見えてくる……。自分の心と向き合うヒントになるお話です。
「ぐうたら魔女ホーライ来る!」
学校の帰り道、知り合いの魔女にバッタリ会ったサヤ。ゆくえ知れずのヤマネ姫をさがしに来たという。魔法がへたくそで頼りにならない魔女を助けて、サヤは知恵をしぼります。
【みどころ】
サヤには別の世界に魔女の友だちがいる。魔法がへたで食いしんぼうのホーライ。ある日そのホーライが、ゆくえ不明のヤマネ姫をさがしてサヤの町にやって来た。頼りないホーライを助けて知恵をしぼるサヤですが…。
「じいちゃんの島は宝島」
小学校四年生の悠斗は、じいちゃんのふるさとの無人島へ、ふたりだけでキャンプしに行くことになった。じいちゃんは、無人島を宝島だというけれど、無人島の宝ものとはいったい……!?
【みどころ】
都会っ子の小学生が、自分のおじいちゃんと、無人島へキャンプに行った三泊四日の物語。宝島だという島で、主人公はいったいどんな宝ものを見つけられるのか? 教師だった作者が、実際の出来事をもとに描きました。
「コカチン:草原の姫、海原をゆく」
モンゴル皇帝フビライの娘コカチンは、まだ見ぬ砂漠の国をめざし、マルコ・ポーロと大海原へ。歴史の1行からはじまる勇気と愛の大冒険ファンタジー!
【みどころ】
世界一の大帝国の姫でありながら、きびしいさだめに立ち向かうコカチン。生きる道も過酷なら、船の旅も危険だらけ。それでも運命を自分の手で切り拓く、愛と勇気の冒険ファンタジー。
「ブックキャット:ネコのないしょの仕事!」
空襲でひとりぼっちになってしまった子ネコのモーガン。出版社にすみつき、夜はネズミから紙を守り、昼は作家たちの創作活動を手助けする〈ブックキャット〉として働いて…? 心あたたまる物語。
【みどころ】
空襲でひとりぼっちになってしまった子ネコのモーガン。出版社にすみつき、夜はネズミから紙を守り、昼は作家の創作活動を手助けする〈ブックキャット〉として働いて……? 老舗出版社を舞台にした、心あたたまる物語。
「手で見るぼくの世界は」
視覚支援学校に通う佑と双葉が、それぞれの葛藤を乗り越え、再び世界に踏み出していきます。視覚障害への理解や共に生きる社会の実現のために、何ができるかを考えるきっかけとなる物語です。
【みどころ】
視覚支援学校に通うふたりの主人公、佑と双葉が、それぞれの葛藤を乗り越え、再び世界に踏み出していきます。視覚障害への理解や共に生きる社会の実現のために、何ができるかを考えるきっかけとなる物語です。
「母の国、父の国」
少女は、この国で目立った。この国は異なるものを受けいれない。差別、いじめ、裏切り、失恋……絶望の果てに訪れたその国は「美の楽園」だった――。生きることの悲しさと力強さを描く感動作。
【みどころ】
深く傷ついた主人公が亡き父の祖国を訪れ、美しく輝くような風景の中で、母を思い、父の存在を感じます。
「強く、強く、生きていけ」自らのルーツにふれ、プライドを取りもどしていく主人公の姿が胸にひびきます。
「シタマチ・レイクサイド・ロード」
創作に情熱を燃やす文芸部員たち。その中で「クリエイティブな才能って? わたしの表現って?」と、高校2年生の希和子の心は揺れる。東京・下町を舞台につむがれる青春と恋のさわやかな物語。
【みどころ】
文芸部に所属しながらも「クリエイティブな才能なんてない」と引け目を感じている希和子。妹の元カレで後輩の朔との出会いから、新しい自分を見つける日々が始まり……。東京・下町を舞台に描くさわやかな青春小説。
「パップという名の犬」
体が大きく吠え癖があるため、捨てられた子犬のパップ。大事にしてくれる男の子がいたのに引き離されてしまった。男の子に再会できる日は来るのか? 都会に生きる野良犬たちを描く感動の物語。
【みどころ】
コロナ禍で、イギリスでも捨てられるペットが増えたという。獣医でもある著者が、犬たちの目線で人と動物の絆や社会の問題点を描き出した作品。本文のイラストも自ら手がけるほど、著者の熱い思いがこめられている。
「ラスト・チェリー・ブロッサム:わたしのヒロシマ」
広島に住むユリコのいつもの毎日は、一発の原子爆弾で全て失われた––日系アメリカ人著者が被爆者の母の体験をもとに描く物語。
【みどころ】
アメリカで読まれた、ヒロシマの物語。当時12歳だった、作者の母親をモデルにしたフィクションです。平和な世界への実現を願い書かれた物語で、国連の軍縮活動における推薦図書にも選定されています。