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「指定図書」の発表につきましては9月上旬を予定しております。

※すべて税込価格

「あかいてぶくろ」

いつもいっしょにちびちゃんの手を温めていた一組の赤い手袋。ある日、ちびちゃんは森で右手袋を落としてしまいます。キツネが手袋を見つけて枝にかけておきますが、風で飛ばされてしまって…。

【みどころ】
はなればなれになってしまった、右と左の赤い手袋。右の手袋は、うさぎやのねずみなどさまざまな動物たちのところをわたっていき、どこでもみんなをあたためます。右の手袋がたどりついたもう1つのしあわせとは…?

林木林 文
岡田千晶 絵
小峰書店
1,760円

「タヌキの土居くん」

山のふもとの小さな小学校。新学期が始まった4月のある朝、3年生のアカネちゃんが教室に入ろうとすると、なんと隣の席にはタヌキの姿が! それは学校の人気者、土居くんの本当の姿でした。

【みどころ】
絵本「オニのサラリーマン」シリーズの人気著者コンビによる、小学校が舞台の物語。最後の結末に「えー、そうだったの?!」「こんな学校、あったらいいなー」と子どもたちの声が聞こえてきそうな1冊です。

富安陽子 作
大島妙子 画
福音館書店
1,210円

「ナイチンゲールのうた」

むかし、地球はみずみずしく、色にあふれていました。ところが、動物たちは色がなく、ぼんやりくすんでいます。なんとかしないと、と立ちあがった「えかきさん」は、絵の具箱をあけて…。

 

【みどころ】
動物たちと色をめぐる神話のような、楽しくて美しいお話です。のびやかで迫力のある、色とりどりのイラストが次々に目にとびこんできて、物語の世界につれていってくれます。

ターニャ・ランドマン 作
ローラ・カーリン 絵
広松由希子 訳
BL出版
1,870円

「おこめをつくる のうふの のふさん」

おこめづくりのいちねん。イネのたねモミまき。たうえは、きんじょのひととたすけあう。くさとり、みずのかんり、たいふうへのそなえ…。みのったイネはうつくしく、たのしいしゅうかくさいだ。

 

【みどころ】
イネのたねまきから、しゅうかくさいまで、おコメづくりのいちねんを、かわいい絵で、たのしくつたえるおしごと絵本です。たうえでのたすけあいや、くさとり、たいふうへのそなえ…。そしてうつくしくみのったイネ。

室井さと子 作
新日本出版社
1,540円

「那木野、伝説の森で」

夏休み、おばあちゃんが一人で守る那木野の森にやってきた優は、那木野神社の「大蛇の伝説」にまきこまれ、不思議な少年ミチルや白い犬のイツキとともに、森をおびやかすものに立ち向かうが…。

 

【みどころ】
那木野神社のご神体に見つかったひび割れは、おばあちゃんの守る那木野の森によくないことがおこる前兆だった。夏休み、この森にやってきた少年・優は、神社の悲しい言い伝え「大蛇の伝説」にまきこまれていく…。

西村さとみ 作
佐竹美保 絵
国土社
1,540円

「不思議屋敷の転校生」

優乃のクラスに転入してきた玲子はだれともしゃべらない。優乃たちは学校の屋上へ行こうとして玲子に出会う。そこは恐怖の顔カベと呼ばれる怪談スポット。優乃が玲子にそのことを教えると…。

 

【みどころ】
怪談スポット「恐怖の顔カベ」で笑う少女の正体は…!? 屋敷に秘められた謎に挑む天文クラブの少年少女たち。満点の星空の下、やがて明かされた真実とは…。未来への希望が込められたタイムトラベル・サスペンス!

藤重ヒカル 作
宮尾和孝 絵
金の星社
1,430円

「エヴィーのひみつと消えた動物たち」

エヴィーは動物が大好きな11歳。でもただ好きなだけじゃない。動物と話ができるのだ。この力は絶対にひみつ、のはずが……。動物たちがたくさん登場する、ユーモラスでちょっとドキドキな物語。

 

【みどころ】
エヴィーは動物が大すき。でも、ただ動物がすきってだけじゃない。エヴィーにはとくべつなひみつがあって……。動物たちがたくさん登場する、ちょっとハラハラ、ユーモアたっぷりのお話です。

マット・ヘイグ 作
宮坂宏美 訳
ゆうこ 絵
ほるぷ出版
1,650円

「天の蚕が夢をつむぐ:大島紬ものがたり」

1300年の歴史をもつ日本が世界に誇る伝統技術・大島紬の名だたる織元が、伝統の原点に立ち返り「100%奄美産の大島紬」という物語のある着物をつくる夢にむけて、新しい世界に挑戦する!

 

【みどころ】
いくつになっても新しい夢は描ける。70歳を超す南さんのチャレンジは、まわりを巻きこみ、大島紬のルーツについて意外な事実を明らかにしていきます。その姿は夢に向かって行動を起こすことの大切さを教えてくれます。

谷本雄治 著
フレーベル館
1,650円

「はなの街オペラ」

時は大正時代。宇都宮で生まれた14歳のはなは奉公のため上京する。昔から歌が好きだったはなは、ひょんなことから浅草オペラのスターになる。しかし、大正12年9月1日、大地震がおきて…。

 

【みどころ】
逆境の中でも音楽の力を信じる主人公はなたちの姿が胸をうつ。音楽の力、芸術の力をあらためて感じさせてくれる物語。個性豊かな登場人物が数多く登場する、大正浪漫を感じる世界も本作の魅力だ。

森川成美 作
坂本ヒメミ 画
くもん出版
1,650円

「蛍と月の真ん中で」

ある出来事により大学を休学した匠海。向かったのは、亡き父が蛍を撮影した長野県。そこでの出会いが家族や将来に悩む彼を変えてゆく。居場所を求める若者の葛藤と確かな一歩を描いた青春小説。

 

【みどころ】
「今頑張れば、明るい未来が待っている」と頑張り続けるも息切れしてしまった主人公が、別の価値観を持つ人々との出会いによって、生きる意味を問い直していきます。将来に悩む人に手に取ってもらいたい一冊です。

河邉徹 著
ポプラ社
1,760円

「ぼくたちのスープ運動:小さな思いやりが世界を変える!」

新しい町にひっこしたジョーダン。ここでは小児ガンで入院していたことを誰も知らない。ある日、母が持たせてくれたスープをホームレスの男性にあげたことから、思わぬ「運動」が広がっていく。

 

【みどころ】
ほんの小さな思いやりで、少しずつ世界は変えていける……そんなメッセージがつまった心温まる物語。オックスフォード大学の学生がホームレスの人たちに自転車でスープを配った実話から生まれたお話です。

ベン・デイヴィス 作
渋谷弘子 訳
評論社
1,760円

「さばの缶づめ、宇宙へいく:鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち」

地域の名産「よっぱらいサバ」の缶づめが、宇宙へ旅立った!そこには12年にわたる物語があった。数々の困難をのりこえ一人一人が力を合わせたとき、宇宙への扉が開いた──

 

【みどころ】
「大きすぎる夢は、一人で実現するのは難しい。でも長い年月をかけて、一人一人が力を合わせた時、信じられないことが現実になることがある」。皆で協力して一つの目標に向かっていく素晴らしさを知ってもらえる1冊です。

小坂康之,林公代 著
イースト・プレス
1,650円

「火星は...」

地球のとなりにある神秘の星「火星」。何世紀にもわたり人類はこの星に思いをはせてきた。探査ロケットから送られてきた写真で、現在の「火星」の姿を紹介する。 我々の想像を超えた美しい異世界だ。

 

【みどころ】
探査機から数か月をかけて、「火星」の写真が送られてきた。太陽から4番目、直径は地球の約半分、平均気温はマイナス60度で「氷」があるがそれは二酸化炭素、つまりドライアイスだ。様々な写真で「火星」を紹介する。

スザンヌ・スレード 文
千葉茂樹 訳
三河内岳 監修
あすなろ書房
1,980円