第34回/中学校の部/優良賞

「なつかしい温もり」

 児玉美亜(愛知県知多郡阿久比町立阿久比中学校2年)

「西の魔女が死んだ」(新潮社)


 私には、この作品に込めた思いがあります。まいが魔女修行を終え、自分の意志で学校へ行けるようになったある日、彼女は夏の間を共にした魔女の死と向き合うことになります。魔女から注がれていた愛の大きさを知り、涙を流すまいを魔女の魂は別の場所から見守り、まだ魔女として未熟な彼女が壁にぶちあたったときには「泣いてばかりいないで、お茶でもしましょう。」と無邪気に笑いかけていてほしいという思いでこの絵を描きました。