第33回/高等学校の部/優良賞

「愛する人と繋がる」

 坂井奏吾(埼玉県立越生高等学校1年)

「大切な人は今もそこにいる:ひびきあう賢治と東日本大震災」(理論社)


 筆者は岩手県に生まれた。実家が東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田市にある。
 被災した人の重い言葉や、失意に苦しんだ日々。しかし、大切な人はずっとそばにいるということに気づいた。たとえ死んでしまったとしても心の中ではつながっている。記憶がある限りずっとそばにいてくれるという描写に感動し、僕なりに絵にしてみました。
 賢治がトシとつながっていたように、僕も大切な人々とつながっていたい。