第27回/高等学校の部/優秀賞
「あふれだす」
新保 菜摘(大阪市立工芸高等学校1年)
「博士の愛した数式」(新潮社)
私はこのお話を小学生の頃、中学生の頃、高校に入ってからと、三回読みました。なぜ三回も読んだのかというと、この本が好きだからというのは勿論ですが、もう一つ、このお話は読む度に印象が変わる、というかこのお話に対する感情が増えていくからです。
そんな「感動」だけでなく暖かさや嬉しさ、悲しさ、もどかしさ、読む度に増えていく感情をカラフルな色で表しました。この絵からそれが一つでも感じて頂ければ幸いです。