第26回/中学校の部/大和証券賞
「ガラパゴスの足跡、そして未来へ」
榊 由衣(和歌山県立向陽中学校3年)
「ガラパゴスに木を植える:世界自然遺産第一号を守れ!」(岩崎書店)
この本を読み終え、私の心に描かれたのは、人間によって苦しめられた動物の叫びと、原生種の植物を植え続けなくてはならない人間との複雑な関係だった。その歴史を時計に表した。後少しの時間で絶滅してしまいそうなガラパゴスの動物たちを針と針の間で挟まれる姿で表し、人間の手によって破壊されて行く自然や増えて行く人工物に追われる姿を表現した。時計の周りには、現在の未来に向かってガラパゴスを守る人間の姿を描いた。