第26回/高等学校の部/優良賞

「こころ」

 榊原 吉恵(岐阜県立多治見北高等学校3年)

「こころ」(新潮社)


 夏目漱石、不朽の名作『こころ』。中学生の時に読んでから毎年のように読み返している本だ。『こころ』を読むと、否が応でも自分の心の醜さに気づかされる。私は誰しも心の醜さを持っていると思う。ただ、目を背けがちだ。
 この作品では、自分自身の心に向き合い、人間の心の明暗を抽象的に描いた。この絵を見て、多くの人が自分の心と向き合って頂けだけたら嬉しい。