第26回/小学校高学年の部/優良賞
「山へ行く牛」
高塚 清一(奈良市立椿井小学校6年)
『くじらの海』より「山へ行く牛」(岩崎書店)
牛は山へ行く。働くために。子牛のために。島子と島子の家族のために。そして島子はそれをちゃんと分かっている。その牛の想いをうけとめている。ぼくはそんな気がしました。
牛と島子の「マアーッ」というさけび声はきっと秋の山にこだまし、秋風となって、里の子牛にとどいたと思います。
牛の顔の角度がむずかしく苦労しました。牛の強さと覚悟を描こうと思いました。いっしょうけんめい描きました。