第26回/小学校高学年の部/文部科学大臣賞

「よど川を上り行く船と大坂城」

 渡部 智紀(松山市立石井小学校4年)

「淀川ものがたり お船がきた日」(岩波書店)


 ぼくの作品は淀川の河口あたりにそびえ立つ大坂城を唐(から)の国の人たちが船上から見ているところを描いています。かつて戦いをした思いから大坂の民をよく思っていなかった唐の国の人が、大坂の民のかんげいぶりを見て気持ちが変化していく様子がいんしょうに残りました。上陸する唐の人たちの様子を細かく描きました。一番力を入れたところは、りっぱにそびえ立つ大坂城を、石がきを、高く積むことで表現したところです。