第22回/中学校の部/優秀賞
「孤独なプランクトン」
鈴木 千尋(千葉県鴨川市立鴨川中学校 2年)
「ストロベリー・ブルー」(角川書店)
うまくテンポがあわず、クラスメイトとの隔たりを感じている綿森さん。それを表わすために周りの人は、黒いシルエットにしました。大きな時計は中学時代の大切な時間です。彼女の居心地の良い場所は、昼休みの理科準備室。絵の中の綿森さんは、そこに行く途中です。ふと足を止めて見た先には、大きな窓、青い空。そして、漂うプランクトン。ただ漂うだけ。綿森さんは、自分の姿をプランクトンに重ねています。