第20回/高等学校の部/優良賞
「彼らと私の滝」
高木 陽子(奈良県立高円高等学校 3年)
「時の扉をくぐり」BL出版
大巨匠ゴッホは日本の自然や文化に感銘し、その感動を絵にしようとはりきる姿が微笑ましかった。私は改めてゴッホも1人の人間なのだと感じ、親近感がわいた。物語が進むにつれ私自身も一緒に旅をしているような気がしてきた。広重とゴッホが共に描こうとした滝がある。巨匠二人の技術には遠く及ばずとも真似るでもなく、ゴッホや広重、旅の一行がいる、私が描く、私の滝が描きたかった。
旅の仲間になれた気がした。