第20回/中学校の部/優良賞
「風を聞いて」
朴澤 建太(岩手県奥州市立東水沢中学校 2年)
「注文の多い料理店」より『鹿踊りのはじまり』ポプラ社
僕の住んでいる奥州市の春祭りで毎年僕は鹿踊りを見ます。この作品を読んだ時、あの跳んだり、地面を覗き込むような仕草はうっかり置き忘れた手拭いに鹿が驚き、やがてその正体を知って喜び踊る姿だったのかと感心してしまいました。そして作品のなかで「風」を感じました。今CO2削減の為に「風力」が注目されていますが、賢治は人間が自然の中で生かされている事の大切さを「風」を通じて教えてくれていると感じながら描きました。