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「わたしの住んでる地球、え顔の地球を守りたい。」
大きな声で歌いながら、ぼくたちは、うん動会でエコダンスをおどった。ぼくは、いつもエコに気をつけている。買い物をする時はエコマークのノートを買うし、そうじの時は、ぞうきんバケツを使う。電気のつけっぱなしなんてしないし、紙のはし切れだってすてない。だけど、ぼくは、この本を読んで、考え方がかわった。エコは、気をつけるだけじゃだめだ。せかい中によびかけないと。
ぼくは、この本を読むまで知らなかった。ぼくたち人間のせいで、海にしずんでしまうかもしれない国があるなんて。ツバルという国は、海から一メートルの高さしかない。今、せかい中の工場や発電所から出ている二さんかたんそのせいで、地球が温かくなりすぎている。せかいの氷ががとけ、海水がふえ、海面が上がっている。その二さんかたんそを出しているのは、人間だ。
ぼくの家の前にも海がある。しおがみちて海が目の前にまで来ることもあるけれど、こわいなんて思ったことがない。いつもは石のかいだんが十だんぐらい見えるのに、三だんぐらいしか見えない時だって、青い魚やくねくねしたタコがいっぱい見えて、とてもワクワクした。けれど、ツバルの子どもたちは海面が高くなるたびに、ふあんでドキドキしている。自分の家が海にしずむなんて。
ツバルは、九つの島でできている小さな国だ。その中のテプカサビリビリという島は、とうとう海の中にしずんでしまった。ぼくの家からも、小高島という小さな島が見える。校歌に出てくる島で、毎年、全校のみんなで貝とりに行く。夜になると、空がにじ色になってとってもきれいな島だ。そんな大切な島がきえてしまうなんて、考えられない。
この本の中に、「あなたの一番大切なものは何ですか」というしつ問があった。日本の子どもたちは、友だちや家族のほかに「バス、新かん線、電車、車、テレビ、ゲーム」と答えた。これらは、全部二さんかたんそが出ると、先生が教えてくれた。同じしつ問に、ツバルの子は、「ツバル、学校、水、人々のつながり、ゆめ」と答えた。その中でも、マルテオは「今より地球がもう少しよくなるというゆめ」と答えた。ツバルの子どもたちは、みんな、自分のことよりも地球のことを考えている。ぼくたちよりもずっと地球思いだ。
本のさい後に、「地球温だんかをふせぐために、ぼくたちにもできる五つのこと」が書いてあった。電気のせつやく、水のせつやく、ごみをへらすこと、注意して買い物すること。でも、これらは、ぼくだって気をつけている。ぼくは、この本を何度も読んでいるうちに、五つ目の「せかいに目を向ける人々をふやすこと」が一番大事なんだとわかった。だから、ぼくは、まわりの大人や友だちに、ぼくが知ったことをどんどん教えようと思う。そして、地球思いのなか間をたくさんふやすんだ。
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●読んだ本
「地球温暖化、しずみゆく楽園ツバル:あなたのたいせつなものはなんですか?」(小学館)
山本敏晴・写真、文

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