第30回/高等学校の部/優秀賞

「見守り続ける栗の木」

 越智美月(愛媛県立小松高等学校3年)

「100年の木の下で」(ポプラ社)


 家族のつながりを見守り続ける栗の木と、お地蔵さんが印象的で、絵に表現したいと思い、この本を選びました。作品を描くときに苦心したことは、栗の木とお地蔵さんをどのように表現するかです。色を塗るときにも、栗の木の荒荒しさと繊細さを出すことに苦労しました。お地蔵さんはクレヨンを使って温かいかんじになるように工夫しました。背景は、色を重ねて塗り、削って古さを出して雰囲気を作るよう心掛けました。