第29回/小学校低学年の部/大和証券賞

「ずっとともだち」

 砂田 琳太郎(甲府市立相川小学校3年)

「おにぼう」(PHP研究所)


 ぼくが本を読んで泣いたのは、この本が初めてでした。おにぼうが一生けん命仲良くしようとした人間たちからごかいされ、うたがわれて死んでしまったからです。
 でも、子どもたちだけはちがいました。す直な心で通じ合っていた本当の友だちとして大人の心もかえたのです。
 ぼくは、そんな大切な友だちをいつまでも明るく大きくさくゆりの花のように、温かく見守るおにぼうをかきました。