第29回/高等学校の部/優良賞

「道に響く鈴の音は」

 玉木 まゆ(長野県伊那北高等学校2年)

「駅鈴(はゆまのすず)」(くもん出版)


 奈良時代、都と地方を繋ぐ駅家。そんな昔の事を題材としているが、主人公の少女「小里」が職業・人生・人との関わりの中で悩み成長していく姿に、現代の私さえ共感を抱きました。私はその共感を元に絵を描きました。私の中で「小里」は悩みながらも自分の意志で決断をする、凛とした少女というイメージだったため、そのイメージをどう表現しようか悩みながら描き上げました。素晴らしい本との出会いに感謝しています。