第29回/中学校の部/文部科学大臣賞

「小里青春を駆ける」

 野川 佳鈴(茨城県取手市立取手第二中学校2年)

「駅鈴(はゆまのすず)」(くもん出版)


 女性の小里は、駅子になれないという偏見差別や小里の周囲で起こる様々な災難などを激しい炎や揺れる草の曲線で表すよう工夫しました。また、小里を支える若見を、落とした鈴や帳面、遣渤海使の船を波や草の間に隠すように描きました。  
 私は、この絵を鈴の音と共に一生懸命駆け抜ける小里のことや若見のことを思い描きながら描きました。