第29回/小学校高学年の部/文部科学大臣賞

「木が町へ出てきた」

 杉田 幸穂(広島市安田小学校6年)

「本当はすごい森の話:林業家からのメッセージ」(少年写真新聞社)


 三年前、私が昔から遊んでいた森の木が切られ、心にぽっかり穴があきました。しかし、この本を読んでその穴が小さくなりました。切られた木は人のために加工されてうれしかったのではないか。形は違うけど、私達の町で仲良く生き続けている事が分かりました。この絵は「もっと仲良くなろうよ。」そんな思いを持った木々が町へ出てきている場面をかきました。一本一本の木の思いが伝わるように色を細かくぬり分けるのに苦心しました。